2014年6月8日(日曜日)曇り
さて今回の「ACTIVE!! マンション応援プログラム」レポートは、東京都大田区のマンションからお送りいたします。
今年も恒例の消防訓練の時期がやってきました。
例年通りの季節での開催ですが、今年はあいにく雨の予報です。
でも、実際にはこの日だけほとんど雨に降られず実施することができました。
これも普段からコミュニケーションをとっているご褒美と考えましょう。
消防署に事前にお願いし、
署員の方がレクチャーをしていただけます。
最初に、訓練が始まる前ですが消火栓の点検を行いました。
そのころには会場の準備も整います。
すでに訓練用の水消火器、人形、緊急通報の練習ができる機材などが準備されています。
だんだん緊張感が高まります。今年も消火器の取扱いと消化訓練から始まりました。
順番に消火器を持って、まずは周りに火事を知らせること。
「火事だー!」と叫んでから消火器を炎(訓練なので電柱です)の近くまで持っていき、ピンを抜いて消火剤(訓練なのでお水です)を噴出させます。
全員が交代で行いますが、初めてではない人は、さすがに慣れてきましたね。
次に緊急通報の練習です。消防署の方から説明があります。
「住所を正確に○丁目○番地○号と言い、部屋番号までいうことで、正確な場所、道路はばなどの状況、さらに部屋の階数などではしご車の必要性などが判断できます。きちんと伝える練習をしましょう。」
普通の人はあまり通報の経験などがあるわけではないので、貴重な体験と知識です。
このようなことを知ることも、この消防、防災訓練では効果があります。
実際に住民の方がやってみますが、とっさにはなかなか難しいようですね。
リアルな人形で心臓マッサージの方法、AEDの使用方法に加え、周りの方への協力の要請の仕方など、実際の災害時に考えられるシチュエーションに合わせて練習します。
心臓マッサージもかなり体力を使いますので、交代で行います。
AEDのパッドを貼る位置や、2枚のパッドを結んだ線上に金属のアクセサリーがあるとやけどをしてしまうなど、これもふつうは知らない知識ですね。
そうは言っても命には代えられないので、結果としてはそのようなことでAEDを作動させないことはないのですが。
訓練はここまでです。
住民の方からも様々な質問が出るなど、ずいぶんと興味を持って参加された方が多いようです。
さて、ここからは改めて住民懇親会です。
今年も軽食などが用意され、楽しく始まりました。
恒例の蓮沼ラビィさんのミニライブも開催です。
ご自身の歌だけでなく、住民の皆さんで歌える歌も選曲、歌詞カードを配布してみんなで歌います。輪唱などもあり、楽しいですね。
今回は、福島県相馬市で原発避難区域にかかる地域の皆さんが発行している「そうまかえる新聞」をいくつか持ってきていただきました。住民の方も興味深く読まれています。
災害がいつ、どのように起こるかの予測はできません。
そのためにも普段からの消防、防災訓練や住民の間でのコミュニケーションが大切になってきます。
いざという時に知識を持って、互いに顔見知り同士が助け合いながら乗り越えていくためにも、このような場が必要だと感じます。
各マンションの皆様も、ぜひ企画してみてはいかがでしょうか。
ACTIVE!!マンション応援プログラムではまだまだ応募を受け付けています。各管理組合の皆様も是非ご応募ください。
株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局 城戸