2016年6月12日（日曜日）晴れ
今回の「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポートは東京都大田区のマンションで開催されました「消防訓練、懇親会」です。
梅雨時期ではありますが、この日は雨もなく朝から気温も上がっています。取材班の到着とほぼ同時に近隣の消防署から消防車も到着、消防訓練の準備に入りました。
訓練用のAEDと人形が用意されます。
訓練の取材でよく目にはするのですが、よく見ると結構リアルですね。今回はよりリアルにAED訓練をするためか、上着が着せられています。
準備も整ったところで住民の皆さんも集合しました。
消防署の方からの挨拶から訓練開始です。
まずはAEDの操作訓練です。消防の方が見本を見せてくださいます。大きな声で声をかけ、開始かと思ったらその前がありました。
道路などでは、倒れている人に駆け寄る際に車やバイク、自転車などの車両にぶつかってしまう危険があるので、緊急時といえども必ず左右を確認して近づくことを教えていただきました。
なかなか実践的な講習です。実際にどのようなところで状況が発生するかはわからないので、事前に聞いておくだけで対応に違いが出ます。
一通りAEDの処置を教えていただいた後は、実際に住民の方がやってみます。
心臓マッサージをしながら、周りの人に「救急への連絡を依頼」「AEDを持ってきてもらう」など具体的に指名して指示をすることから始まり、服（上半身）を脱がせての処置、女性への配慮なども交えて体験します。
大人だけではありません。学校や通学途中など子供だけでの行動中に第一発見者になる可能性もあるので、子供さんでも体験したほうがいいようです。
女の子、男の子と順番に、大人に見守られながらの実践です。
この後の質疑応答では、こんな質問もありました。「雨の時などはどうするのでしょうか？」
訓練時では実際には電気を流さないのであまり気が付きませんが、高電圧を流すので体や衣服、地面などが濡れていたら感電の心配もありますね。
やはり、対象の方の体が濡れていたら電流が分散してしまうので体を拭いたり、地面が濡れていないところへ移動させて処置をするなどの配慮が必要なようです。
その他、人工呼吸のことや出血していた場合など、ウイルス感染に対する配慮なども教えていただきました。
シリアスな話もありましたが、訓練はここまで。
終了後の子供たちは消防車に興味津々です。
周りで見学させてもらい、組み込まれた機材などのお話しを聞いたり、記念撮影などをしていました。
憧れの職業になるかもしれませんね。
さあ、これからはお楽しみの懇親会です。
エントランスのスペースを利用して、サンドイッチやお菓子などの食べ物とビールやジュースなどの飲み物が準備されました。
中にはおいしそうなフルーツもあります。
それぞれに飲物、食べ物を自由に取って、それぞれ着席します。
恒例の、シンガーソングライター 蓮沼ラビィさんのミニライブです。
最初は皆さんが良く知っているメロディーです。今回のテーマは海や山や川。
知床旅情、山男の歌、愛しのエリー、神田川、矢切の渡しなど懐かしいメロディーから少し最近のものまで、歌詞が配られ、皆さんで合唱です。
オリジナルの曲を挟んで、最後は上を向いて歩こう。なかなか盛り上がります。
そして、蓮沼ラビィさんの発声で乾杯し、ご歓談の時間へ。
ここからは住民の皆さんもそれぞれお話をしながらお楽しみです。
この懇親会があることで皆さんが互いに知っていらっしゃって、話が弾みます。管理員の方もとても住民の方と仲良く、いい関係のようです。
ちなみに、蓮沼ラビィさんは東日本大震災の被災地での活動もされていて、「そうま・かえる新聞」も配られました。
福島県の相馬市、南相馬市で配布されているコミュニティペーパーです。一刻も早い復興をお祈り申し上げます。
こちらのマンションは大規模ではありませんが、住民の方が大変良い関係で、懇親会でも冗談が飛び交うなど、大変明るい雰囲気でした。このような懇親会などを重ねコミュニティ力を上げることが、災害時には住民の方同士での「共助」として大きな力になります。
是非、今後も続けていただきたいと思います。
ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。
※文中の緊急対応などは、簡略化しています。正しい処置は必ず消防、救急などにご確認いただきますようお願いいたします。
株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局
城戸
