2015年11月8日(日曜日)小雨
「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポート、今回は東京都清瀬市のマンションで開催されました「防災訓練」です。
このマンションは、市に自主防災組織として登録しているマンションで、非常に防災意識が高いマンションです。当日は市の総合地域防災訓練の日で、市内の各所で防災訓練や防災イベント(デモンストレーション)が行われる計画です。
取材班が到着したときには既にマンション防災組織の班ごとに分かれて準備が開始されていました。
組織的には、本部、情報班、救護班、物資班、防災班等があるようです。
物資班は備蓄されている防災用品の確認を急ぎます。
マンション内の各階へ状況確認をしに行った情報班より、トランシーバーで続々と本部に住民の安否確認の報告が寄せられます。
こちらのマンションでは、住戸内が無事だった際の「安否確認不要」のシートが配布されており、玄関に貼っておくことで安否確認の手間を省く工夫などもされています。
さて訓練ですが、3階で負傷者が出たことを想定して、救護班が向かいます。消防署で用意したダミーの人形が倒れています。
約30kg程度だそうですが、これが重い!意識が無くなっている人などは、自分で動くことをしないので、特に重くなる(感じる)そうです。まして、実際には人間の体重は大人だと50kg~70kgはあって普通ですから、大変重いと思います。
これを救護班の人が体験してみます。腰を痛める可能性があるので、四つん這いになって背負うとのこと。他の人の助けが必要です。1人だった場合は、添い寝をするように横になって縛ってから起き上がるのだそうですが、相当難しそうです。
集まったところで「けが人の輸送」について、警察の方から毛布を使った担架の作り方や、ロープの結び方をレクチャーがあります。
訓練は無事に終了しました。
ちなみに、消防の方から、こんな話がありました。
「実際の災害では救急車は数時間以上来ない場合が想定されます。近所の医師も不在になります(市内数か所の指定された救急センターに集合してけが人などの対応にあたると決まっているようです)。そのためにも自分たちで、互いに助けある『共助』が重要です。」
また「そのためにも普段から隣近所の人とコミュニケーションを取りましょう」とも。
やはりマンションなどでは「共助」が重要なのですね。こちらのマンションでは、本日の訓練をある程度のレベルで実施できるよう、事前に何度か模擬訓練をしたそうです。それでも安否確認の動きなど途中で気づくこともあるようで、やはり普段から訓練を重ねることが重要だと改めて感じました。
何度も並んで大はしゃぎ!楽しそうな姿が印象的です。
まだまだバルーンアートは続いていますが、取材班はこの辺で失礼しました。
実は、この日は市の地域防災訓練日ということで、市内の数か所でデモンストレーション(AEDの展示、模擬体験や防災グッズ体験)などが予定されていたのですが、あいにくの雨で中止になってしまいました。こちらはまた機会があれば取材してお知らせします。
これだけの規模で訓練をされているマンションも少ないと思いますが、改めて防災の重要性を感じた一日でした。
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株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局
城戸