2016年9月19日（月曜日・祝日）曇り
今回の「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポートは千葉県浦安市のマンションで開催されました「消防訓練・懇親会」です。
この日は台風の影響もあり、前日からぐずついた天気でしたが、何とか雨は降らずに迎えることができました。それでも9月中旬にしては朝は肌寒いと感じるほどです。
訓練開始の前に、役員の方々が事前の打ち合わせを行います。
館内のアナウンスや避難経路の誘導、点呼・報告まで細かく打合せし、万一の際に備えます。
そして訓練開始。警備会社の方にも立会っていただき、実際に防犯ベルを鳴らします。いざという時の実感がわいて緊張感が出ます。
住民の方はエレベーターを使用せずに階段を使用して避難し駐車場に集合、点呼を取って理事長へ報告します。
たくさんの方が参加されていますね。
ここで、ご協力いただいている近隣の消防署の方からいくつかのレクチャーなども始まります。
最初に消火器の使用訓練です。ここでは実際の「粉消火器」を噴射してみます。本物の消火器の使用を見るのは取材者も初めてです。長いビニール袋を用意して飛び散らないようにして噴射します。
思ったより噴射の勢いもあり、距離も飛びます。
台所のコンロに向けて使用するなどの際には少し後ろに下がって使用したほうがよさそうです。
実感できたところで、水を入れた消火器での消火体験です。
子供さんも参加し、少し離れた的に当てて倒します。
このような体験が役に立つのですね。
全員がやり終わると、次に「煙ハウス」体験です。
消防署の方が用意したテントに煙を充満させ、その中を歩いてみます。
頭を下げて、口にはハンカチなどをあてて煙をできるだけ吸い込まないようにします。
（訓練用の煙は無害のものです。）
反対側から出てくるのですが、皆さん口々に「何にも見えない！」と話しています。
テントから漏れ出す煙だけで駐車場も視界が全く無くなりました。
実際の火事などの際には真っ黒で有害な煙が充満するので、大変危険です。
煙も一段落したところで、今度は緊急時のけが人などの搬送方法について学びます。
最初に道具を使わずに運ぶ方法。
二人がかりで運びます。
実際にやってみると人の体は重く、介護などの際にも使える抱え方があるようです。
そして毛布や、近くにあるものを使った担架の作り方です。
物干しざおは家庭にあるもので一番使いやすそうですが、最近のものは軽くできているので、中には強度が足りないものもあるとのこと。注意が必要です。
毛布だけでもサイドを丸めることで持つところができて人を運べます。
この後、地震の際に揺れを感じると電源を切る「感震ブレーカー」の紹介がありました。地震の際に一旦停電した場合、復旧して通電した際に火災が発生することが良くあるとのこと。最近ではブレーカーに設置するもの以外にコンセントにつけるものもあるようです。
ちなみにある防災の専門家の方は、揺れと同時に電源が落ちると夜間に発生した場合には避難することが難しくなってしまう、とも仰ってましたので、場所や用途に応じて検討したほうがよろしいようです。
最後に消防の隊長、理事長様の総評をいただいて訓練は終了です。
子供の皆さんは消防の防火服などを着ての記念撮影や消防車の見学などもありました。
この後、ケータリング業者の方に来ていただき懇親会が開催されました。
料理も焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、フランクフルト、揚げたこ焼き、フライドポテト、かき氷など盛りだくさん。
子供さん用ビンゴの賞品も用意されました。
お昼を過ぎてもそれほど気温が上がらず少し涼しいですが、子供たちにはそんなことは関係が無いようで、かき氷に夢中です。
大人たちも楽しそうにご歓談。
大変にぎやかな懇親会となりました。
こちらは戸数が多いマンションではないのですが、それにしても参加率が大変高い消防訓練となりました。懇親会の様子を拝見していても、住民の方々の普段のコミュニケーションも大変良いようです。
子供さんも多いので、マンション内のコミュニケーションがとりやすいという環境もあるかもしれません。それでも防災訓練などの参加率に頭を悩ませている管理組合様も多いことを考えると懇親会をこのような機会を利用して定期的に行うことは大変参考になります。
子供の成長とともに内容も少しずつ変化することもあるでしょうが、是非とも長く続けていただきたいと思います。
ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。
株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局
城戸
