2018年1月28日日曜日

応援イベント取材レポート<96>

20171223日(土)晴れ

今回のイベントレポートは奈良県生駒市のマンションからです。
イベント前の数日は、どんよりとした曇りに低い気温と冬らしい天気が続いていましたが、当日はっぱりとした冬晴れで、日差しの下では温かさも感じます。思わず外に出たくなるような陽気です。


今回のイベントは「もちつき大会」





こちらのマンションでは、居住者同士のコミュニケーションが防犯・防災において重要であると認識しており、不定期でマンション内イベントを開催しています。
今回の「もちつき大会」は、こちらのマンションでは初の試みでありましたが、知り合いの方から道具一式を寄贈いただくことができ、さらに餅つきの手順についても、レクチャーを受けるなど用意周到で、会場には安心と期待の雰囲気が広がっています。

後日談ですが、寄贈いただいた道具の釜などが、災害時の炊き出しにも役に立つとのことで保存を理事会で決められたそうです。


さて、もちつきの手順についてご存知ない方も多くいらっしゃるかと思いますので、イベントの様子を交えながらご説明いたします。

もち米を蒸す
水に浸けたもち米をせいろに入れ、水を沸騰させた窯に1段、2段、3段と積んでいき蒸していきます。

所定の時間の後、1段目のもち米を臼へ移します。この時臼にお湯を張り、杵をお湯に浸けておくと臼や杵が温まり水で濡れるので、餅が冷めにくくなったり、くっつきにくくなって、つきやすくなるなど、次からの作業が楽になります。
普段見慣れない道具という事もあり、居住者の皆様も珍しそうに写真を撮ってました。
湯気が出始めると、子供たちが「まだかな?」といった様子で近づいてきます。


もち米をこねる
臼に移したもち米を2人掛かりでこねていきます。

この作業を「こわづき」といい、もちの食感や風味などを左右する重要な工程です。
この作業をせずにいきなりついてもうまくいきません。もち米の形がなくなり、粘り気が出てくるまで丁寧にこねていきます。

ちなみにこの工程で終了すれば、美味しいおはぎを作る事もできます。




もちをつく(第1段階)
ここまで下準備をし、晴れてもちつき開始です。

2人で交互についていき、たまにもちを返すなどして形を整え、粘り気と弾力を出していきます。










マンションに「ぺったん、ぺったん」とキレの良い音が響き、周りでは皆さんが興味深そうに作業を見守っています。





もちをつく(第2段階)
つく人、こねる人に分かれて、もちつきを行います。つく、こねる、返すを繰り返してもちを成形していき、柔らかく伸びるようになったら完成です。
「よいしょー!!」の掛け声と共に杵が振り下ろされ、「ぺちん!」と良い音が響きます。

子供たちも興味津々で、順番にもちつきを行っていました。

周囲のリードが上手いのか、子供たちも手際よくもちをついています。






世代問わず楽しめ、コミュニケーションをとれるのも、もちつきの魅力ですね。


味付け
出来たてのおもちを食べやすい大きさに分け、味をつけていきます。
今回は大根おろしときな粉、そしてお汁粉の3種類
子供たちも積極的にお手伝いをしています。






私も大根おろしをいただきました。
さっぱりとしていて、いくらでも食べられる気がします。






集会室では出来上がったおもちをお持ち帰り用に手分けして成形しています。
とても柔らかそうで見ているだけでおいしそうな感じが伝わってきます。おもちは日持ちもしますので、楽しみが続きますね。










以上がもちつきの手順です。



昔から親しい間柄のことを、「同じ釜の飯を食った仲」なんて言い方をしますが、もちつきは作るところから誰でも参加できます。それに1人で作るのは難しく、多く人の協力が必要です。交流を深めるイベントとして、とても適した行事でしょう。

理事長とも少しお話をさせていただきました。
「このマンションも竣工から年月が経ち、居住者も代替わりの時期に来ています。マンションコミュニティの醸成は、防犯・防災の面では不可欠です。初めての試みでしたが、たくさんの方に参加いただけて良かった。」とお話ししてくださいました。

微力ではありますが、弊社もお力になれればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。

株式会社テンフィートライト
ウエストデベロップメントユニット 高橋




2018年1月17日水曜日

応援イベント取材レポート<95>

20171126日(日曜日)晴れ

今回の「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポートは東京都清瀬市のマンションで開催されました「防災訓練」です。

この日は朝から暖かい日差しの注ぐ穏やかな日となりました。このマンションでは、
災害対策に力を入れており、災害対策委員を中心に毎年大きな訓練を行っています。

すでにマンションの集会室では事前の打ち合わせが行われています。

多摩地区でM7.3の地震が発生、清瀬市で震度6強を観測したことを想定して、災害対策本部の設置から「情報」「救護」「防火安全」「物資」各班が指示に従って行動するという本格的な訓練です。




打合せが終了したところで、マンションの中庭に集合し、トランシーバー等の機材も確認します。




そして、いよいよ訓練の開始です。安否、被害状況等を確認するため班ごとに行動します。









情報はトランシーバーで刻々と本部へ報告され、集約していきます。
本部からも鋭い指示が飛び各班も対応、緊張感が高まります。
このように普段使い慣れないトランシーバーなどの資機材も、訓練で使用することで、いざという時に困らないようにできます。




確認が終了し、再度エントランスに集合しました。ここまでなんと25分。前年の訓練の時より大幅に短縮されたそうです。
立ち合いに来られていた市役所の防災防犯課の方の終了後の総評で、お褒めの言葉をいただきました。これも普段の意識、訓練の賜物でしょうね。

そのあとは、消防の方による消火器の使用訓練です。







説明を聞いた後は、各住民の皆様も順番で実際に操作してみます。






それから、AEDの操作訓練です。。
こちらも実際には必ず必要になる胸骨圧迫(現在は心臓マッサージと言わず、胸骨圧迫という言い方をするようになりました。)も行います。



全ての訓練が終了しました。
市から提供いただいた備蓄食料の試食や、防災トイレ・発電機などの展示もありました。









全体を通して災害に対する意識の高さを感じる訓練でした。
一般のマンションで実施されている避難訓練は住民の参加を増やすために理事会や防災委員の方は大変苦労されていますが、こちらのマンションでは災害時に班係が決まっている方の「防災組織訓練」のようなもので、実際に災害発生時にはこのように係を経験した方の行動が重要なのではと考えさせられる訓練でした。

外部のアドバイザーの方からも「夜間に発生したらどうなるかを想像しながら行動してください。」とお言葉がありました。
様々な想定の訓練を重ねることで、災害への「備災力」が高まるのではないでしょうか。
是非、今後も意識を高くもって続けていただきたいと思います。
もちろん当社もサポートさせていただきます。

ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。

株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局 城戸



2018年1月9日火曜日

応援イベント取材レポート<94>

20171216日(土曜日)晴れ

今回の「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポートは東京都八王子市のマンションで開催されました「クリスマス会」です。

年末に近づき、さすがに冬らしい寒い日です。でも、子供たちを中心に、楽しみにこの日を待っていた方がたくさんいるのだろうなと、取材班もウキウキした気分でお邪魔しました。

すでにマンションの集会室では準備も整っているようです。

係の方も毎年入れ替わるので、手作りの工作コーナーやお楽しみには、企画段階からご苦労があるようです。





今年の目玉は工作コーナー。手作りの「松ぼっくりツリー」と「クリスマスリース」を作るのですが、係の方は松ぼっくりと木の枝を自然の中から調達して、事前に加工を加えるなどの準備をされたようです。









さすがにご苦労のかいもあり、見本として置かれていたツリーはとてもキレイで、クリスマスらしさを感じさせます。







さて、始まりの時間となって子供たちをはじめご家族が集まり始めました。お土産のお菓子の袋をもらって、さあ、遊ぼう!









早速、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣りのコーナーには子供さんの人だかりが。何個も取ってご満悦の子も。



工作コーナーも盛況です。クリスマスリースの工作も楽しそう!
上手くできたかな?






もちろんツリー作りはとってもうまくいきました!








遊びだけではありません。今回のもうひとつの目玉として「手作りチョコバナナ」のコーナーが。バナナにチョコを塗って、トッピングも自由に。女子に大人気です。








そして、会場ではおやつを楽しめるコーナーもあるので、皆さんが集まります。親御さんにとっても休憩スペースとして大人気です。





お絵描きコーナーやボールダーツなど会場には遊びがいっぱい。子供さんたちは飽きることなく遊びができます。







いつの間にか会場はくさんの人が参加してにぎわっています。




最後に全員でビンゴ大会。賞品もたくさんあるので、みんな楽しみに参加しています。
早くビンゴにならないかな!




とても楽しい手作りイベントを拝見しました。
住民の方の趣味や特技を生かして毎回とても工夫されたアトラクションを編み出す力
これがマンションのコミュニティ創りなのだと改めて実感しました。

住民の方とお話をしている中で、「子供たちが成長して対象年齢の子どもが減ってきた。いつまで続けられるか。」とのお話もありました。
実際に竣工から時間が経つにつれ住民の年齢も上がってきます。日本の多くのマンションが抱える「高齢化」問題にかかわることです。
でも、子供が減ってもその分成長した若者も出現するので、その若い力を生かした大人のイベントに変更していくこともマンションのコミュニティの形ではないでしょうか。
是非、その時その時に合わせた形に変えながら、コミュニティのために継続していただきたいと思います。

ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。

株式会社テンフィートライト
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局 城戸