2017年12月23日(土)晴れ
今回のイベントレポートは奈良県生駒市のマンションからです。
イベント前の数日は、どんよりとした曇りに低い気温と冬らしい天気が続いていましたが、当日はさっぱりとした冬晴れで、日差しの下では温かさも感じます。思わず外に出たくなるような陽気です。
今回のイベントは「もちつき大会」。
こちらのマンションでは、居住者同士のコミュニケーションが防犯・防災において重要であると認識しており、不定期でマンション内イベントを開催しています。
今回の「もちつき大会」は、こちらのマンションでは初の試みでありましたが、知り合いの方から道具一式を寄贈いただくことができ、さらに餅つきの手順についても、レクチャーを受けるなど用意周到で、会場には安心と期待の雰囲気が広がっています。
後日談ですが、寄贈いただいた道具の釜などが、災害時の炊き出しにも役に立つとのことで保存を理事会で決められたそうです。
さて、もちつきの手順についてご存知ない方も多くいらっしゃるかと思いますので、イベントの様子を交えながらご説明いたします。
①もち米を蒸す
水に浸けたもち米をせいろに入れ、水を沸騰させた窯に1段、2段、3段と積んでいき蒸していきます。
所定の時間の後、1段目のもち米を臼へ移します。この時臼にお湯を張り、杵をお湯に浸けておくと臼や杵が温まり水で濡れるので、餅が冷めにくくなったり、くっつきにくくなって、つきやすくなるなど、次からの作業が楽になります。
普段見慣れない道具という事もあり、居住者の皆様も珍しそうに写真を撮ってました。
湯気が出始めると、子供たちが「まだかな?」といった様子で近づいてきます。
②もち米をこねる
臼に移したもち米を2人掛かりでこねていきます。
この作業を「こわづき」といい、もちの食感や風味などを左右する重要な工程です。
この作業をせずにいきなりついてもうまくいきません。もち米の形がなくなり、粘り気が出てくるまで丁寧にこねていきます。
ちなみにこの工程で終了すれば、美味しいおはぎを作る事もできます。
③もちをつく(第1段階)
ここまで下準備をし、晴れてもちつき開始です。
2人で交互についていき、たまにもちを返すなどして形を整え、粘り気と弾力を出していきます。
④もちをつく(第2段階)
つく人、こねる人に分かれて、もちつきを行います。つく、こねる、返すを繰り返してもちを成形していき、柔らかく伸びるようになったら完成です。
「よいしょー!!」の掛け声と共に杵が振り下ろされ、「ぺちん!」と良い音が響きます。
子供たちも興味津々で、順番にもちつきを行っていました。
周囲のリードが上手いのか、子供たちも手際よくもちをついています。
⑤味付け
出来たてのおもちを食べやすい大きさに分け、味をつけていきます。
子供たちも積極的にお手伝いをしています。
私も大根おろしをいただきました。
さっぱりとしていて、いくらでも食べられる気がします。
集会室では出来上がったおもちをお持ち帰り用に手分けして成形しています。
とても柔らかそうで見ているだけでおいしそうな感じが伝わってきます。おもちは日持ちもしますので、楽しみが続きますね。
以上がもちつきの手順です。
昔から親しい間柄のことを、「同じ釜の飯を食った仲」なんて言い方をしますが、もちつきは作るところから誰でも参加できます。それに1人で作るのは難しく、多く人の協力が必要です。交流を深めるイベントとして、とても適した行事でしょう。
理事長とも少しお話をさせていただきました。
「このマンションも竣工から年月が経ち、居住者も代替わりの時期に来ています。マンションコミュニティの醸成は、防犯・防災の面では不可欠です。初めての試みでしたが、たくさんの方に参加いただけて良かった。」とお話ししてくださいました。
微力ではありますが、弊社もお力になれればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ACTIVE!!マンション応援プログラムでは、まだまだ応募を受け付けています。当社スタッフもお手伝いをさせていただきマンションコミュニティ創りをお手伝いさせていただきます。各管理組合の皆様は、当社のマンションライフアドバイザに是非一度、お気軽にご相談、ご応募ください。
株式会社テンフィートライト
ウエストデベロップメントユニット 高橋