2013年6月24日月曜日

応援イベント取材レポート<28>

2013年4月29日(月曜日・祝日)晴れ
今回の「ACTIVE!!マンション応援プログラム」イベントレポートは、実施時期が前後しますが、神奈川県川崎市のマンションで実施されました消防訓練イベントです。
 
本来、マンションでは年1回程度の消防訓練は必要なのですが、どちらの管理組合様でも、その参加者を増やすことが課題となっています。今回のマンション様でも、何とか参加者も増やしたい、そして皆さんに興味を持っていただきたいと思われていたそうです。そのため今回は地域の消防署の協力を依頼、さらにマンション周囲のゴミ拾いを子供さんも参加しやすいようにお菓子配布をセットして企画したそうです。
 
以前このACTIVE!!マンション応援プログラムのレポートブログでもご紹介をしましたが、防災訓練の参加者を増やすため、マルシェという市場を開催したマンションがありました。やはりこのように何かのイベントを組み合わせて管理組合員の皆様の興味を上げる工夫は重要なことですね。
 
さて当日です。ゴールデンウィーク中にもかかわらず、子供さんを含め参加者が続々集まってきました。すでに消防車も来ていて子供さんは興味津々。
 
最初に、消防署の方にマンションでの火災時の通報について説明がありました。特にマンションでは、火災発生の事実や住所に加えて、何階から出火しているかの情報を伝えることが重要だそうです。消防では一刻も早く速やかに消火活動を行うため、最初の通報の時点で消防署では出動準備を開始し、現地到着までの間に詳細情報を入手して消火活動を行うとのだとのこと。例えば高層階であれば「はしご車」が必要になるなど、出火した階数によって準備する機材が変わるため、初期段階で出火階数を知りたいのだそうです。このようなお話も消防署の方からしかお聞きできないマンションならではの知識ですね。
 
その後、駐車場に出て消火器の扱い方を体験しました。消防署の方に説明をいただき、子供さんを皮切りにみなさんが消火剤の代わりに充填された水を火元に向ける練習です。うまくできたかな?このようなことも一度体験しておくと、万一の際には対応が全然違うそうです。




消化器の訓練
 
最後に、消防車の説明をしていただきました。消火栓からの距離が遠いなどの場合、格納してある延長ホースが出動するなど、初めてお聞きすることもたくさん。最近では安全への配慮もあり、昔のドラマのように消防車の外側に立ったまま街中を走ることはないんですね。
 
消防車の説明
さて、消防訓練のあとは、周囲のゴミ拾いです。先ほどまでの消防訓練で仲良く体験をしたこともあってか、各住民の方が和気あいあいと作業を進めます。植込みの中など、普段あまり気づかないところのゴミも拾えましたね。


そして、子供たちはお待ちかねのお菓子です。飲み物と一緒にお菓子をもらって、大喜び。消防訓練やゴミ拾いなど、一生懸命頑張ったかいがありました。
実は、大人の皆さんにもお菓子があるそうです。かなり温かい日でしたので、飲み物も含めてうれしいサプライズ。
最後じゃんけん大会賞品をゲットして終了です。皆様おつかれさまでした。


じゃんけん大会
単に参加者を増やそうというだけでなく、子供さんにも楽しみがあることで、相乗効果もあったと思います。万一の事態は子供さんだけでいる時にも発生します。普段からこのような形で体験しておくことは集合住宅であるマンションではとても重要なこと。ぜひ続けていただきたいですね。
 
ちなみに、当社ではマンションの防災訓練などのお手伝いや災害時支援システムなどの提供も行っております。ご興味のある管理組合様は当社の担当までお問い合わせください。
 
ACTIVE!!マンション応援プログラムは、まだまだ引き続き応募を受け付けています。各管理組合の皆様、ぜひご応募ください!
 
ACTIVE!!マンション応援プログラム事務局:城戸